サボリーはシソ科の植物の葉の部分で、タイムやセージに近い香りを放つハーブです。地中海西部原産とされるサマー種と、南ヨーロッパ原産とされるウインター種があります。サマー種のほうがウインター種よりも風味が豊かでやわらかく、ハーブとしての評価が高いとされていますが、ウインター種はサマー種と違って通年収穫できるのが利点です。(写真はウィンター種になります)
鮮烈で刺激的な香りは豆との相性が良く、「豆のハーブ」と呼ばれることもあるくらいです。その豆料理をはじめとして、肉料理、卵料理、スープ、サラダなど幅広い使い方が可能です。
南仏料理のラタトゥイユなどでお馴染みのハーブミックス「エルブ・ド・プロバンス」や、スープやシチューなどを鍋で煮込む際に入れるハーブの束「ブーケガルニ」の材料にもなります。