「キャラウェイ」は、別名は「姫茴香(ひめういきょう)」とも呼ばれ、ヨーロッパやアジアが原産とされるセリ科二年草の実になります。現在では、ポーランド、ドイツ、ウクライナ、ハンガリー、ルーマニアや、エジプトなどの北アフリカ地域、そして北米地域でも栽培されています。
スパイスとしての歴史は古く、紀元前エジプトの書物にも記載があり、ローマ人によってヨーロッパに広がるようになってから、肉料理や甘いお菓子、お酒の風味付けに使われるようになったようです。
爽快感とほんのり甘い香りが特徴的で、温かみのある複雑な味とも言われます。
肉、野菜、フルーツ、チーズなどと相性が良いことから、グリルや煮込み料理に使われます。加熱する事で香ばしさが増すので、ライ麦パン、ケーキ、クッキー作りにもおすすめです。
最近日本で知られるようになった北アフリカの唐辛子ベースのスパイス調味料「ハリッサ」にも使われています。