スパイスは時間とともに香りや風味が劣化していきます。スパイスを劣化させる要素はいろいろありますが、大きくは「直射日光(光)」「熱(温度)」「湿気(水分)」の3つになります。これらを考慮しないで保存しておくと、スパイスの持ち味である香りや風味が損なわれてしまいます。
買ったスパイスを一度に使い切ることは少ないため、基本的にはほぼ確実に保存することになります。せっかく買ったスパイスを少しでも長く香りや風味を楽しむために、基本的には風通しの良い冷暗所で保存することになります。
今回はスパイスを保存する上でついついやってしまいそうですが、できれば避けた方が良い場所を3つ紹介します。
【その①】冷蔵庫
「冷蔵庫」は熱や温度差を防ぐ意味でも適しているイメージですが、場合によっては結露してしまい、水滴が発生します。その水滴によってスパイスが湿ってしまう可能性がありますし、それによってカビが生えるきっかけにもなり得ます。「冷蔵庫」よりは「冷凍庫」に入れる方が良いです。
【その②】シンク下
「シンク下」は意外と空気がこもりやすく高温多湿になりやすい環境です。湿気という観点からも避けた方が良いです。
【その③】コンロ周り
コンロ周りは加熱調理する際に高温になります。特に頻繁にコンロを使って加熱調理をするならば、コンロ周りにスパイスを置きっぱなしするのはおすすめしません。加熱調理でスパイスを使う場合には、使う分のスパイスを手元に用意すると良いです。
いかがでしたでしょうか?現実はなかなかピンポイントなベストな保存環境はないかもしれませんが、スパイスの香りと風味を少しでも長く楽しむために、保存において気にするポイントとして紹介しました。