「オニオン」は中央アジア原産とされる野菜であり、和名で「タマネギ」ですが、実はスパイスでもあります。現在では中国、インド、アメリカなどで栽培されています。現存する最古の栽培植物の一つでもあり、人間の食の歴史においてとても意義深いのがオニオンです。
糖度は高いですが、生のままだと辛味が強く感じられます。加熱すると辛味は無くなり甘味が増す傾向にあります。一般的に早生の方、いわゆる新タマネギが甘味豊かで、晩生になるに連れて辛味が強くなる傾向があります。
スパイスとしての使われ方の一例として、カットして乾燥または粉末にしたものや、それらをローストしたもの(ローストオニオン)、揚げたもの(フライドオニオン)などがあり、深みのある香りと独特の旨みが特徴です。カレーのベースには欠かせない存在です。