オールスパイス

オールスパイス

3つのスパイス「シナモン」「クローブ」「ナツメグ」の香りを併せ持つことからオールスパイス(ALLSPICE)と呼ばれています。香りだけではなく、ほのかな甘さもあります。フトモモ科の常緑樹の実であり、中米地域が原産地で、現在でもジャマイカやメキシコが主要な産地となっています。

実は大きいブラックペッパーのような形をしていることもあり、コロンブスは胡椒と勘違いしたようで、オールスパイスが別名ジャマイカペッパーと呼ばれているのはそのためです。

ヨーロッパに持ち帰られたオールスパイスは、当初から防腐効果に注目され、今でも水産加工品の保存料にも使用されています。

食用としては一般的にパウダー状で用いる事が多く、特に肉の下味処理におすすめです。その風味の良さから肉料理だけではなく、スープ、ピクルス、お菓子類など幅広い用途に適した使い勝手の良い万能なスパイスです

オールスパイスの故郷であるジャマイカの料理では「ジャークチキン」「ジャークポーク」の味付けに欠かせない「ジャークスパイス」を構成するスパイスの一つとなっています。

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