花椒(ホアジャオ/ホワジャオ)は、中国が原産であり、現在も中国を中心とした東アジア地域で広く栽培されています。爽やかな香りと舌が痺れる刺激的な辛みが特徴です。日本では「激辛」「シビ辛」ブームでよく知られるようになりました。
実の形は日本の山椒のような形をしていることから、「中国山椒」と言われたりしますが、風味は山椒のそれとはまったく異なります。大きく分けて2種類あって、爽やかな香りがメインの青い色(緑色)の花椒、シビレがメインの赤い色の花椒があります。
使い方は、基本的には果皮を乾燥させてから挽いて「粉末」で使われますが、果皮を油に漬けて成分を溶出させた「花椒油」も人気です。「粉末」は香り、「花椒油」は辛味とシビレに優れているため、1つの料理で両方を使うこともあります。
古来、花椒は高級な料理と酒の風味付けに利用され、今日でも四川料理をはじめとした中華料理の要となる五味のうち「辛味」と「苦味」を満たすことから、中国の食文化とは切っても切れないスパイスです。
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