フェネグリーク

フェネグリーク

フェネグリークはマメ科の一年草の種で、地中海東部沿岸地域や西南アジアが原産地とされ、現在ではインドが主要産地となっています。日本ではメッチとも呼ばれたりします。歴史は古くエジプトのピラミッドからも出土しています。

フェネグリークの風味の特徴は、キャラメルやメープルのような甘い香りと、焦がした砂糖とコーヒーのような強い苦味になります。その苦味は、じっくり加熱する事で弱まり、メープルシロップの様な風味が生まれるスパイスです。またパウダー状にしたものは風味がマイルドになり、苦味も少なくなります。「ほろ苦さが食欲をそそる」とも言われます。

主要産地であるインドではカレーや野菜の蒸し炒め「サブジ」、ペースト状の調味料である「チャツネ」に使われたりします。インド東部ベンガル地方では、魚料理やテンパリングにも使われるミックススパイス「パンチフォロン」の材料の一つとしても使われています。

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