料理や飲み物など、人が口にするものには様々な要素が含まれています。お肉料理でもお肉が持つ香り・色・味があり、そこに香りを加えることで食欲を増幅させたり、色を加えることで食べたくなったり、味を加えることで味わいが増したりします。
スパイスやハーブにはそれぞれに香り・色・味があります。それは人間で言うならば個性のようなものです。誰でも個性があるように、スパイスの香り・色・味そのものがスパイスの個性、つまりは命です。
スパイスから香り・色・味が失われてしまったら…それはスパイスとしての個性がなくなってしまい、価値がありません。スパイスの個性である香り・色・味は料理を美味しくするためにはなくてはならないものなのです。
スパイスミックスやシーズニングなどスパイスを使ったブレンド品では、スパイスミックスではあれば複数のスパイス・ハーブを、シーズニングではスパイス・ハーブだけではなく、他の複数の素材を混ぜ合わせて作ります。
形も大きさも複数の素材を一つの混ぜ合わせる訳ですが、複数の素材を混ぜ合わせてから細かく粉砕加工すると、作業効率は上がりますが各々のスパイスの大きさが一様になってしまい、各々のスパイスが持つ、特徴的な香り・色・味の個性が出難くなってしまう場合もあります。
そこで、SPICE KINGDOMではスパイスを使ったブレンド品を製造する際に、スパイスを各々原型に近いホール状態から理想の大きさに粉砕加工してから、最終的に混ぜ合わせるという方法をとっています。こうすることでひと手間かかりますが、各々のスパイスの香り・色・味が立ちながらも、理想的なスパイスのブレンド品に仕上げることができます。