日本では今まであまり馴染みの無かったスパイスコーヒーですが、世界では国ごとに特徴のある一杯が楽しまれています。ここでは3つのスパイスコーヒーをご紹介していきます。ぜひブレイクタイムにご自宅でも試してみてはいかがでしょうか。
①【カルダモン】カルダモンコーヒー
その名の通りカルダモンを使用したスパイスコーヒーで、インドや中東地域では定番とされています。中東地域では、もてなしの象徴として供される「カフア」と呼ばれる香り高いコーヒーの重要な材料にもなっているようです。
パウダー・ホールのどちらでも使えます。ホールの場合は、一杯につき一粒程度でよく、皮を剥いてしっかりと潰してから使うと良いでしょう。パウダーの場合は、注いだコーヒーに数振り適量を加えれば充分でしょう。
ドリップコーヒーの場合はコーヒーにカルダモンを混ぜて一緒に抽出しても良いでしょう。
②【ブラックペッパー、ナツメグなど】カフェ・デ・ゼピス
アフリカのモロッコでは料理にスパイスをふんだんに使いますが、コーヒーにもスパイスを入れます。
「カフェ・デ・ゼピス」は、ブラックペッパーとナツメグを中心に様々なスパイスを組み合わせた香り高さが特徴。エスニックな風味で、飲み口もすっきりとしていると言われます。
ブラックペッパー、ナツメグ、シナモン、ジンジャーなど好みのスパイスをコーヒーに混ぜるだけの手軽さです。お好みでスパイスの種類や配合するバランスを変える分だけアレンジできるので、気分に合わせて楽しめるのもポイントかもしれません。
③【シナモン】カフェ・デ・オージャ
メキシコではコーヒーは煮出すのが一般的とされ、その中で「カフェ・デ・オージャ」はコーヒーとシナモンを煮出して作ります。シナモンスティックを用いる事で甘い風味が加わり、大変香り高い一杯に仕上がります。
水にシナモンスティックを入れて沸騰させ、深煎りのコーヒー粉を足して5分程度煮出し、煮出し終わったらすぐに注がず、コーヒー粉が器の底に沈むまで待ち、上澄みをすくってカップに注ぐと良いでしょう。
甘味が欲しい場合には、黒砂糖を加えて一緒に煮出すと良いでしょう。