実はスパイスは、料理だけじゃなくコーヒーとの相性もすごく良いんです。スパイスとコーヒーを組み合わせる事でお互いの存在感が強まり、より格調高い風味を生み出す事ができるのです。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界にはスパイスコーヒーがポピュラーな国もあります。
今回はそんなスパイスコーヒーについて、使われるスパイスの組み合わせ方や魅力について解説。お家でのカフェタイムに、いつもとちょっと違ったスパイスコーヒーの味わいを取り入れてみてはいかがでしょうか。
※記事で紹介しているスパイスのうち、現時点で「SPICE KINGDOM」商品ラインナップにないもの(商品化検討中のものも含む)もございます。予めご了承ください。
①シナモン
料理はもちろん、その甘い香りがスイーツや紅茶とも相性抜群なシナモンは、日本でもポピュラーなスパイスの一つです。シナモンは、自身の甘さというよりも、他の素材の甘さをより強く感じさせる働きがあると言えます。
スパイスとして使う形状としては、スティックとパウダーの2種類がありますが、コーヒーとの相性が良いのはだんぜんスティックタイプ。スティックはパウダーよりも香りが長持ちするので、温かみのあるふくよかな風味を堪能できます。
②カルダモン
古い歴史を持つとされるスパイスの一つであるカルダモンの別名は「スパイスの女王」。
柑橘系を思わせる爽やかな風味とほのかな甘味が特徴で、スパイスとして使う形状としては、ホールとパウダーの2種類があります。パウダーの方が便利で一般的ですが、より香り高いホールを使用する場合は、皮を剥いてすり潰して入れるとフレッシュで強い風味を得られます。
③クローブ
甘さとほんのり痺れる様な風味のクローブは、その上品な香りがコーヒーとの相性抜群。かなり存在感が強いため、控えめに使用するのがおすすめです。ホールをコーヒーの1個入れるだけでも、甘味が増すようになります。
また、他のスパイスと組み合わせる事でまろやかさが加わるので、パウダー状にしてミックススパイスにして用いるのも良いでしょう。
④ナツメグ
好みが分かれるかもしれませんが、その深く甘くウッディな風味、その華やかな香りは大変特徴的で、魅力的です。
まずはパウダー状のものを少量を入れて風味を確かめていくと良いでしょう。
⑤ジンジャー
その爽やかさとピリリとした刺激は、日本では薬味としても人気な「生姜」としてお馴染み。海外では料理はもちろん、スイーツやドリンクにも使われます。
生で使う方法と乾燥させて使う方法がありますが、生ではウッディな香りがありますが、乾燥させると香りよりも強い風味を持つようになります。全般的には、スパイシーな風味とさっぱりとした味わいが特徴で、体を温める効果がある為、冬場のカフェタイムにもぴったり。そういえば、日本でも冬場に「生姜湯」として飲まれますよね。蜂蜜と一緒になど、アレンジの幅も広く使いやすいスパイスです。