テンパリングには、様々な種類のスパイスを料理に合わせて用います。その中でも特にメジャーなスパイスの種類をご紹介。使う際の参考にしてみてください。
※記事で紹介しているスパイスのうち、現時点で「SPICE KINGDOM」商品ラインナップにないもの(商品化検討中のものも含む)もございます。予めご了承ください。
●調理の前にテンパリングにおすすめスパイス(スタータースパイス)
クミン、コリアンダー、シナモン、カルダモン、マスタードなど
●調理の後にテンパリングにおすすめスパイス(調味液)
クミン、コリアンダー、シナモン、カルダモン、マスタード、唐辛子、ローズマリーなど
●カレーにおすすめのスパイスクミン、コリアンダー、シナモン、カルダモン、フェンネル、クローブ、唐辛子、マスタード
カレーのベースとして使うなら、上記のスパイスがおすすめと言えるでしょう。特に唐辛子は辛味、クミン、カルダモン・クローブ・シナモンはカレーらしい風味を加える為に欠かせません。基本的には手に入れやすいものばかりなので、スパイス初心者でも扱えます。
●焦げやすいスパイス
コリアンダー・クミン・フェンネル
上記3種類のスパイスはホールスパイスとはいうものの、形状が粒状で大きさが小さい為、焦げやすいです。特にクミンは焦げると苦味成分が強く出やすいので注意しましょう。
テンパリングの際は、スパイスを一度に火にかけるよりは、形状が大きいスパイス・硬いスパイスから順に火にかけていくと良いでしょう。
●テンパリングした後のスパイスはどうしたらいいの?
好みはあるとは思いますが、そのまま油と共に入れておくのがおすすめと言えるでしょう。その理由は、テンパリング後もスパイスには香りは残っていることもあるので、精油分が全てが油に移り切っている訳ではないためです。
テンパリング後もそのまま鍋やフライパンなどに入れて、他の食材と一緒に煮込んだりすると、ぐっと風味の強い仕上がりになります。
煮込み料理などで「食べる時にテンパリングで使ったホールスパイスが残っていて食べにくいので取り出したい」という方は、ちょっと手間がかかりますが、テンパリング後にホールスパイスを取り出して空のティーパックや茶こしなどに移してから、鍋に入れ直して煮込み、盛り付けの際に避けておくと良いかもしれません。