料理のアクセントになるハーブは、お菓子・スイーツ作りにも大活躍します。レシピに少し加えるだけで、いつもの味わいにハーブの清々しく華やかな風味がプラスされて、ちょっと大人味な一品に。手軽に使えるおすすめハーブ4種類をピックアップしました。
※記事で紹介しているスパイスのうち、現時点で「SPICE KINGDOM」商品ラインナップにないもの(商品化検討中のものも含む)もございます。予めご了承ください。
①ペパーミント
地中海沿岸地方が原産とされる、シソ科の植物の葉の部分のハーブ。現在は、アメリカやエジプトなどで栽培されています。お馴染みの「メントール」の原料になります。メントールのスーッとする爽やかな風味があまりにもポピュラーなハーブのひとつ。
和名では「西洋はっか」と呼ばれ、かつては北海道北見地方は「メントール」の世界的な大産地だったというエピソードもあります。
お菓子、キャンディ、チューインガムやハーブティーによく活用されており、甘いチョコレートやアイスクリームとも相性は良く、例えばアイスクリームにミントの葉をのせたり、「チョコミント味」があったりします。
一口にミントと言っても種類はたくさんあり、例えばスペアミントもそのひとつであり、ペパーミントよりも甘い香りがあります。
②タイム
地中海沿岸地方が原産とされる、シソ科の植物の葉の部分のハーブで、現在ではモロッコやフランス、スペインなどで栽培されています。
清々しい清涼感と苦味を感じられるタイムは、肉や魚の臭み消しにも用いられるほか、ソースの隠し味としても使えます。
スイーツの中では焼き菓子に使われる事が多く、特にレモンの香りがするレモンタイムはクッキーにぴったり。蜂蜜と組み合わせてケーキに加えて使うこともできます。
ドライリーフは、フレッシュリーフよりも香りが強く苦味が増す傾向にあるため、少量の使用が良いでしょう。
③ローズマリー
地中海沿岸地方が原産とされるシソ科の葉の部分のハーブです。現在はフランス、スペイン、モロッコなどで栽培されています。
甘さとほろ苦さ、そしてぴりっとした刺激が合わさった特徴的な香りです。
フレッシュリーフは油と相性が良く、揚げ物や肉料理にも合います。ドライリーフは甘さがなくなる傾向にあるため、味の濃い肉や魚などに合うでしょう。
お菓子やスイーツには、フレッシュリーフを使うと良いです。フルーツポンチに入れても良いですし、乳製品とも相性が良く、クッキーやパウンドケーキといった焼き菓子にも適しています。
④バジル
イタリア料理で重宝されるバジルですが、スイートバジルはお菓子との相性もばっちりです。
例えば、焼き菓子やスコーンをはじめとして、爽やかな香りは、ココナッツミルクやパンナコッタやゼリーといった涼しげなスイーツにもマッチします。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系と組み合わせると、特に風味が際立つ傾向にあります。