シナモン【世界4大スパイスの一つ】、カシア

シナモン【世界4大スパイスの一つ】、カシア

シナモンとカシア、どちらもニッケイ属(肉桂属)常緑樹の樹皮のスパイスになります。厳密には似て非なるものではありますが、同じ仲間の樹木であり、香りの傾向も似ていることから、「シナモンパウダー」と呼ばれるものでも、シナモンを使っているものもあれば、カシアを使っているものもあり、広義で使われることが多いです。

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●シナモン【世界4大スパイスの一つ】

スリランカが原産とされるニッケイ属「セイロンニッケイ」の樹皮を乾燥させたスパイスです。厳密にシナモンと称されるのはこのセイロンニッケイ由来のスパイスになります。シナモンもまた、原産地を独占支配しようする国々の争いに繋がったスパイスの一つと言われています。

独特の甘味と香り、そしてかすかな辛味があり、他の素材の甘さをより強く感じさせる効果もあるというその特徴から、主にカクテル、紅茶、コーヒーなどの飲み物や、フルーツの味付け、アップルパイ、シナモンロールといった洋菓子の香り付けに使われます。

 

●カシア(桂皮)

中国南部が原産のニッケイ属「シナニッケイ」の樹皮を乾燥させたスパイスであり、桂皮とも呼ばれ、現在の産地は中国南部、ベトナム、インドネシアなどです。

樹皮はシナモンよりも堅く砕きにくいのが特徴であり、質感も粗いです。シナモンに比べて香りが強く、菓子類、デザート、パン、肉などしっかりした風味の料理の香り付けとして重宝されています。

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